本占いは、やり方そのものはとても簡単です。
本を開き、言葉を受け取る。ただそれだけ。
しかし、本占いが「占い」として成立するかどうかは、
どんな姿勢で言葉と向き合うかに大きく左右されます。
言葉を探し始めた瞬間、
言葉を否定した瞬間、
本占いはただの読書や思考遊びに変わってしまいます。
このページでは、
本占いを迷わず、壊さず、
一人占いとして正しく使うための
考え方・注意点・心構えを整理していきます。
本占いは「探した時点で終わる」
本占いで、最もやってはいけないこと。
それは 「意味のある言葉を探すこと」 です。
- 良い言葉が出るまでページをめくる
- ネガティブな言葉を避けようとする
- 今の悩みに合いそうな文章を探す
これらはすべて、本占いではありません。
本占いは、
言葉を選ぶ占いではなく、言葉に“出会う”占いです。
無作為に開いたページ。
最初に目に入った言葉。
そこに意味を見出そうとする行為そのものが、本占いなのです。
言葉を「否定しない」というルール
本占いでは、ときに
「占いに向いていないのでは?」
と感じる言葉が現れることもあります。
たとえば、専門用語、制度用語、日常的すぎる言葉。
「捨て印」「注意事項」「但し書き」などです。
こうした言葉を見て、
「これは占いにならない」
「意味が分からない」
と感じるかもしれません。
しかし本占いでは、
その違和感こそが、読みどころになります。
なぜこの言葉が目に留まったのか。
なぜ「占いらしくない」と感じたのか。
否定したくなる言葉ほど、今の状況や心の状態を、別の角度から映していることがあります。
「理解しよう」としなくていい
本占いでは、
言葉の意味を無理に理解しようとする必要はありません。
- うまく説明できない
- しっくり来ない
- よく分からない
それでも問題ありません。
本占いは、
その場で答えを出す占いではないからです。
引いた言葉は、
あとから意味を持つこともあります。
数日後、別の出来事と結びつくこともあります。
その場で「分からない」と感じたなら、
それもまた、立派な結果です。
良い・悪いで判断しないこと
本占いには、
吉・凶という明確な区分がありません。
- 良い言葉=吉
- 悪い言葉=凶
という考え方は、本占いには向いていません。
たとえば
「停滞」という言葉は、
ある人にとっては警告であり、
別の人にとっては休息の合図かもしれません。
意味は、状況と心の状態によって変わります。
だからこそ本占いでは、
評価よりも 受け止めること を重視します。
本占いは「答えを出さない占い」
本占いは、
行動を指示する占いではありません。
- こうしなさい
- これは間違い
- これが正解
そうした答えは出てきません。
代わりに与えられるのは、
考え始めるきっかけです。
言葉を受け取り、
そこから何を考えるか。
どう感じるか。
そのプロセスこそが、本占いの本体です。
一人占いとしての本占い
本占いは、
誰かに見せる必要がありません。
説明できなくてもいい。
納得できなくてもいい。
自分の中で何かが動いたなら、
それで十分です。
だからこそ本占いは、
一人で静かに行う占いに向いています。
評価されない占い。
比較されない占い。
自分だけの占い。
それが本占いの立ち位置です。
まとめ
本占いを活かすために、
覚えておいてほしいことは多くありません。
- 言葉を探さない
- 言葉を否定しない
- 無理に理解しない
- 良し悪しで判断しない
これだけで、本占いは壊れません。
一占流の本占いは、
答えを与える占いではなく、
考える時間を与える占いです。
静かに本を開き、
言葉に出会い、
自分の内側に耳を澄ませる。
それが、本占いの完成形なのです。
次の記事では、導入 → 手順 → 注意点まで含めた完全な形でご紹介します。

