易占いの手順

易占いの手順 アイキャッチ 易占いのやり方・読み方

易占いの方法は、プロの易者さんが使う筮竹(ぜいちく)や算木(さんぎ)を使う方法だけではありません。

これらの道具を揃えようと思ったらひじょうに高価ですが、そんな高価なものを使用しなくても、身近にあるものや入手しやすいもので占うことができるのが易占いの魅力です。

とくに「一占」では、誰もが手軽に入手できる道具を使った方法と、道具を必要としない方法を、易占いの心得とコツを交えながら解説していきます。

①硬貨(コイン)を使った方法

財布の中に入っている硬貨(コイン)を使用して易占いをやってみましょう。

10円玉5枚と100円玉1枚を混ぜて、1枚ずつ取り出して、下から順に並べ「卦(か)」を立てる方法です。100円玉を「目印」にし変爻(へんこう)を表現できる、本格派の易占いです。

ちなみ変爻とは、出た卦のどのステージ(6段階)にいるのか?を示すものです。

準備するもの

  • 10円玉:5枚
  • 100円玉:1枚(目印として使う)
  • 紙とペン:卦を記録するため
  • 静かな場所:集中できる環境がベスト

硬貨(コイン)は5枚と1枚の組み合わせになるのなら、なんでもOK。ただし、必ず「日本国」と表記がある方を「表」とし、数字のある方を「裏」としてください。

コインの表と裏の見分け方

手順

①心を落ち着ける

占いたいことを心に思い浮かべましょう。

たとえば、「仕事の今後はどうなる?」「○○の決断は正しい?」など、質問を具体的に、明確にすると、のちの卦の解釈がしやすくなります。

②コインを混ぜる

10円玉5枚と100円玉1枚を両手の中で軽く混ぜ合わせましょう。袋やカップに入れて混ぜ混ぜしてもOK。

コインがよく混ざるようにしましょう。

コインを混ぜる 説明イラスト

③コインを1枚ずつ取り出す

混ぜたコインを、目をつぶるか見ないようにして、1枚ずつ手でつまみ出し、机の上に「下から順番」に並べましょう。

本式の易の思想にならっての手順なので、ひじょうに重要です。

易占い コインを並べる順番

④占った結果を調べる

並べ終わったら卦(か)の確認をしましょう。硬貨(コイン)を並べた結果は以下のようになりました。★は100円玉の位置で、変爻を表します。

易占い 卦の確認 イラスト

次はこれまでの結果を、本格的な易占いらしく「線」で表現していく作業になります。

⑤卦(か)に変換します

これまでの結果を、本格的な易占いらしく「線」で表現していきましょう。

  • 表は一本線で表す
  • 裏は二本線で表す
  • 100円玉がある位に★印付けたら完成

その結果、次のようになりました。

易占い 卦に変換 イラスト

この卦は、上卦が「 兌(沢)」で下卦が「離(火)」になります。

よって、あなたが得たのは「沢火革(たくかかく)」という卦(四爻)というわけです。

できあがった卦(か)は、「人生の転換期」を告げる卦です。

「古い習慣や環境を再考するときで、新たにチャレンジしようと思うことがあれば、思い切ってチャレンジ!」と言う意味になります。

詳しい解釈は、「易占いの結果の読み方」をご覧になってください。そこでは、「卦の見方」、「変爻の解釈」、「運勢の読み方」を解説しています。

②サイコロを使った方法

準備するもの

  • 八面体サイコロ2個と、六面体サイコロ1個
  • 紙とペン:卦を記録するために
  • 静かな場所:集中できる環境がベスト

手順

①サイコロを混ぜる

八面体サイコロ2個と六面体サイコロ1個、計3個のサイコロを両手の中でカシャカシャと振り、机の上に優しく落としましょう。

何が出ましたか?

このステップ以降、例えば、赤いサイコロは「1」、青いサイコロは「3」、六面体のサイコロは「5」だったとして話を進めて行くことにします。

②出た目を確認しましょう

八面体の方が、「上卦」と「下卦」になります。

六面体の方が、「変爻」を表します。

次の対比表で、まずは「上卦」と「下卦」を求めましょう。

  • 1=乾(天)
  • 2=兌(沢)
  • 3=離(火)
  • 4=震(雷)
  • 5=巽(風)
  • 6=坎(水)
  • 7=艮(山)
  • 8=坤(地)

「上卦」を表す目は「1」だったので、「乾(天)」になります。

「下卦」を表す目は「3」だったので、今回の場合は「離(火)」になります。

そして、六面体サイコロで出た目は、そのまま「変爻」を表しますので、「五爻」を表します。

よって、今回得た卦は「天火同人(五爻)」という、なかなか縁起の良い卦を得ることになりました。

③トランプを使った方法

トランプカードでも本格的な易占いができます。

準備するもの

トランプカード1セット。この中から何枚かカードを選び出し使用します。

K(キング)を4枚、Q(クイーン)を4枚、6を4枚、9を4枚を抜き出してください。これらのカードを使って卦(か)を占います。

トランプで易占い 説明図1

これとは別に爻(こう)を占うためのカードも準備します。スート(マーク)は何でもOK。A〜5までのカードと、JOKERを1枚ご準備ください。これで準備完了です。

トランプで易占い 説明図2

トランプ易占いの仕組みは、それぞれのカードを次のように見立てるところにポイントがあります。

トランプで易占い 説明図3

これらの中から3枚のカードを組み合わせることで、6本の線を構成することができると言うわけです。

爻(こう)は、次を表しています。ほぼそのままです。

トランプで易占い 説明図4

次から具体的な易占いの手順です。

手順

手順①

まずは、卦の方を占いましょう。

先ほど準備したKを4枚、Qを4枚、6を4枚、9を4枚のカードを1つにまとめ、願い事を念じながらシャッフルしてください。

合わせて、爻(こう)を占うためのA〜5までのカードとJOKERもシャッフルしておきましょう。

手順②

シャッフルが終わったら、まずはK、Q、6、9の方から、上から4枚目のカードを1枚抜いてください。さらに4枚目のカードを1枚抜き、もう一回4枚目のカードを1枚抜いてください。計3枚のカードを選び終わりました。

その後、爻(こう)を占うためのA〜5までのカードとJOKERの中から、上から6枚目のカードを選び出し(要するに1番下)、卦のカードの下に配置。

それらのカードは伏せたまま縦に配置してください。まだ開けないでくださいね。

結果、縦に4枚のカードが並んだ配置になります。

トランプで易占い 説明図5

手順③

卦のカードを上から順番に1枚1枚開けていきましょう。最後に爻のカードを開けて易占いは終了です。

判断

卦のほうが話が難しいので、卦の解説です。例えば、次のようなカードが出たとします。

トランプで易占い 説明図6

まずは、それぞれのカードを2本線に換算します。紙に書きながらやると、簡単です。

トランプで易占い 説明図7

さらにこれらを6本の線を3本ずつを取り、上卦と下卦を割り出すのです。

つまり、上から順番に行くと、陰線2本、陽線1本までが上卦になります。続いて、陰線1本、陽線2本が下卦になるというわけです。

トランプで易占い 説明図8

よって、最終的な判断は、上卦「震(雷)」、下卦「兌(沢)」になりますので、「雷沢帰妹」の卦を得たということになります。爻の方は、4が出たら「4爻」だし、JOKERが出たら「上爻」になります。

トランプでできる易占いの詳しい解説は、次の記事にも掲載されています。

④適当な数字で占う方法

適当な数字を3つ得ることができれば、易占いが可能です。

  • 本を適当に開く(辞書みたいなある程度厚さがあるもの)
  • 街で見かけた数字
  • パッと思いついた数字

これらの3つの数字は、上卦、下卦、爻(こう)を表します。上卦、下卦は、得た数字を8で割り、余りを出します。爻(こう)は得た数字を6で割り、余りを出します。

余りの数字を以下の表を参考にそれぞれ対応させると、卦、爻(こう)を得ることができると言うわけです。

卦(か)は以下を参考にしてください。

得た数字卦(か)
乾(天)
兌(沢)
離(火)
震(雷)
巽(風)
坎(水)
艮(山)
坤(地)

爻(こう)は以下を参考にしてください。

得た数字爻(こう)
初爻
2爻
3爻
4爻
5爻
上爻

これだけです。

具体的に見ていきましょう。

具体例

例えばアナタが友人の女性から「彼氏と別れようかと思う」と相談されました。そこでアナタはお友達に「好きな数字を3つ言ってみて」と尋ねたとします。

その数字が、「87」、「65」、「79」だとしましょう。すると…。

  • 上卦:87÷8=10、余りが「7」
  • 下卦:65÷8=8、余りが「1」
  • 爻(こう):79÷6=13、余りが「1」

となります。

さらに、上卦は「7」、下卦は「1」、爻(こう)は「1」でしたが先ほどの表に当てはめてみましょう。

  • 上卦:「7」→ 山
  • 下卦:「1」→ 天
  • 爻(こう):「1」→ 初爻

最終的に得た卦(か)は、「山天大畜」「初爻」ということになります。

ちなみに恋愛運の占文は、「まだ大きく動く時期ではありませんが、関係の土台が強まる好機です。焦らず、相手を理解しようとする姿勢が誠意となって伝わります。恋の芽が静かに育つ時期です。」です。

易占いの心得とコツ

易占い心得

同じことを何度も占ってはいけません。

易経の第4番・山水蒙(さんすいもう)の中に以下の言葉が示されています。

「初筮は告ぐ、再三すれば涜る。涜るれば告げず。」

自分の都合の良い答えが出ないから…答えが気に入らないからといって再筮してはならない。再筮すれば、心が汚れる…心が汚れれば、ものごとの真理はわからない、というわけです。

どうしてももう一度占いたい場合は、質問の対象の主従をガラッと変えるなど、まったく違う角度から聞くべきですが、あまりオススメはしません。

もう一つ。常識的に考えてダメなものは、占う意味はありません。

例えば、「コンビニ強盗を考えているが成功するだろうか?」や、「結婚している彼氏を強引に奪ってやろうかしら?うまくいくかな?」など。

易の基本的哲学には「正しく生きる」と言う思想が根底にあるので、常識的に考えてダメなものダメ。占っても正しい教えを得ることはできません。

つまり、常識でとことん判断し突き詰めて考え、なお悩んでしまう、それでも解決できないことを、神聖な気持ちで易に尋ねるのが、易占いの正しい姿勢というわけです。

とは言っても、まずは気軽に易占いに親しんでみてくださいね。

一占法師

一人占いの案内人「一占法師(いっせんほうし)」と申します。

一占で取り扱う占いはすべて「ひとり占い」です。ひとりで占うのに適した取り組みやすい占いをご紹介しています。

昨今の世知辛くも不透明な世の中にあって人生の進むべき道に悩んだとき⋯自らの将来の方向性が見えなくなったとき⋯また、今のご自身の心理がわからなくなったとき、まずは人に頼らずご自身のチカラで「占い」に問うてみてはいかがでしょうか?

真剣に占ったならば「占い」はきっと答えてくれるはずです。一占は日々の暮らしのなかで、小さな発見や気づきが生まれるような一人占いをお届けしますのでどうぞお楽しみに!

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